上田安子記念館 建設の趣旨

文教都市、西宮市の閑静な住宅地の一画に記念館を建てることができたことは関係者皆様のご理解のおかげと感謝いたします。

学校を大阪市梅田中心に持つ当学園が、上田安子記念館をこの西宮市に建設したのは学園創立者の上田安子さんが晩年を過ごされたこの地が最適と考えたからです。

建物の設計は一粒社ヴォーリズ建築事務所にお願いしました。
その事情は、当館長が学んだ関西学院の建物の設計者であること、館長の祖父である上田貞治郎がキリスト教であった関係で、キリスト教の宣教師でもあったヴォーリズ氏が設立した近江兄弟社に従姉妹が嫁いでいたことにもよります。

しかし何よりもその瀟洒な設計が多くの住民に愛される存在で、当記念館の館長が強く希望したことによります。